2011年1月3日月曜日

昭和23年度の会計記録(会費の値上げは続く)

 年度替わりのためこの項は15カ月分になります。
★ 前年に月額1.5円→3円→5円と部落費は値上がりしました。
 この年は5円(1月~3月)から10円(4月~12月)そして30円(1月~3月)と1年間で6倍に跳ね上がっています。班長さんは集金が大変だったようで、遅れたり、ふた月、三月とまとめたりした分もあります。
 支出の主な分は4月と9月の金比羅さんのお祭り、7月の村祈祷、12月の妙見祭りは例年通り行われています。
 役員会の時の飲み食い、役員報酬、消防・青年団・婦人会への補助金も例年通り出されています。
 珍しいのでは公民館の敷地の税金を10月に30円20銭払っています。現在では佐々町に寄付したので全く払うことはありませんが、一昨年までは減免申請を出して税金は払っていませんでした。
 公民館電燈料の支払いは8円(1~6月)、28.5円(7月)、24円(8月)、86円(9~11月)、27円(12~2月)、24円(3月)となっています。7月から大幅値上げがあって多少の変動があります。現在も外灯代の支払いでは月によって変動があり良く分かりませんが終戦直後からそうだったのですね。
 5月6日に宮本新三郎宅御香典100円とあり、新三郎さんの長男、村一さんの戦死に香典が出されています。下の写真は現在の宮本家のお宅です。村一さんの長女御夫婦以下3世代の方がお住まいです。
 下の写真は宮本家の天井板(一部分)です。古い松板で、佐世保の中里公民館を新築する時に貰って来た材料で、街道松だそうです。江戸時代に平戸街道にあったものと思われます。数百年は経っているでしょうが立派なものです。



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