2010年12月13日月曜日

昭和22年会計記録(大幅値上げ)

 戦後の混乱期物資不足による値上げのためでしょう。町内会費もぐんぐん上がっています。
★ 1月分から昨年の1円50銭から2倍の3円に上がっています。さらにこの年は前年度の赤字の補てんのために一戸当たり7円を1月に臨時徴収しています。

 5月からはさらに値上がりして1戸当たり月5円に値上がりしています。それも各班長さんが毎月集めて会計さんの所に納めています。あまり文句を言う人もいなかったのでしょうか。しかし班長さんはかなり苦労したらしく、2度にわけたりとか、2か月分をまとめて納めたりとか難儀されています。


 前年度末には赤字になるため、部落長(藤永藤七さん)から1000円借金をしています。その時は千円といえば大金だったでしょう。3月3日に返却されています。

(写真は藤永藤七さん宅の現在のたたずまいです。井戸は昔のままで、屋敷の場所も変わっていないそうですが、ほとんど立て替えられているそうです。それにしても旧家の面影がしのばれます)

 12月の年度末の「計算の時」として「夕食其の他」の名目で1100円の支出があります。場所は会長の森田亀一氏宅です。 役員手当は全員の年間分で2200円ですから、物資が不足して酒代などがかなり高騰していたことがうかがえます。

 男女青年団及び婦人会への補助として各200円計600円も出してあります。

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