2011年8月22日月曜日

口石の橋(1)赤崎橋(メロディー橋)

 江戸時代には、橋を架けることが御法度だったので住民はずいぶん不便な思いをしていたことでしょう。明治に入ってからは自由に橋を架けることが出来るようになり、全国的に橋が架けられ、特に石を組み合わせたアーチ橋は最近、文化財として珍重されるようになってきました。近くでは、世知原や吉井の石橋は有名になってきましたが、佐々町内にも3か所、石のアーチ橋が健在で今も使われています。残念ながら口石には一つも石橋はありません。
  口石に架かっている橋はざっと見ても10以上はあります。川は木場川と順手川です。その他にも農業用水が縦横に走っているので、小さい橋はかなりの数あります。そこで、名前が付いている橋だけをこのブログでは取り上げる事にします。

 赤崎橋(あかさきばし)
木場川に架かる橋のうち、口石ではもっとも下流になります。昭和59年に、この橋の架け替えがされました。町道赤崎線も交通量が増えて橋の幅が狭くなったので拡幅が主な理由と思います。当時、赤崎橋と言うよりは「メロディー橋」として有名でした。「赤とんぼ」の楽譜は色あせてしまいました。
下流側の欄干には、上の写真のような鉄琴の鍵盤が縦に取り付けられていて、順番に叩いていけば、夕焼けこやけーの赤とんぼのメロディーが奏でられるようになっています。数回はやってみたけど、音色がいいとは言えませんでした。近くの口石小学校の児童たちが下校時にはよくたたいていましたがすぐに飽きたようです。叩き棒もすぐになくなりましたが補充もされなかったようです。たぶん今も音は出ると思いますが誰も見向きもしなくなったようです。










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