その中でも、口石一里塚跡は、平戸街道の中で当時の木が残っている唯一のものです。幹回りはそれほど大きいものではありませんが、榎の古色蒼然としたもので、根の部分には丸いコブがいくつも付いています。昔は、土盛りをして1メートルぐらい高いところにあったものを道路などの拡幅時に根を切ったあとではなかろうかと推理されています。
私が現職の時、家庭訪問で尋ねた事がある家で、そのとき大きな木がある所と聞いていて、カーナビなどなかったけどすぐに分かったものでした。初夏の写真では鮮やかな新緑がまぶしいほど勢いがありました。
このあたりの道は石炭産業が盛んなころは、レールが敷かれ石炭を積んだトロッコを海岸まで人力で運んでいたところです。上の写真の龍開(りゅうがい)の標識の所で木場道から分かれて、半坂道へと入っていきます。 ここに架かっている橋は森の木橋ですが、当時は飛び石だったのでしょう。
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